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セブン&アイ、アインがドラッグストアを共同開発‐初年度10億円目指す

2009年08月11日 (火)
オープン記念式典であいさつする水島社長

オープン記念式典であいさつする水島社長

 セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)とアインファーマシーズが共同開発したドラッグストアが、イトーヨーカドー船橋店(千葉県船橋市)西館にオープンした。6月に合弁で設立したセブンヘルスケアの運営によるもので、セブン&アイグループとしては、初の自社開発ドラッグストアになる。店舗名称は「セブン美のガーデン」。“もっと美しく、もっと健やかに”をコンセプトに、医薬品、カウンセリング化粧品、ビューティケア、ヘルスケア、介護用品など、約1万5000品目を展開し、初年度の売り上げは10億円を目標にしている。

 アインファーマシーズは昨年8月、セブン&アイと業務・資本提携を行い、多角的な協力関係の構築を進めてきた。提携を通して、アインの調剤薬局トップ企業としての専門性、セブン&アイが持つ多業種の強固なネットワークという強みを生かし、医薬品の提供を主軸とした新たなビジネスモデル構築のため、合弁会社「セブンヘルスケア」を設立した。セブンヘルスケアでは、両グループの経営資源を最大限に活用し、国内トップクラスのドラッグストア事業会社を目指している。

 セブンヘルスケア運営によるドラッグストア事業1号店が「セブン美のガーデン」で、売り場面積は約930m2、営業時間は午前10時~午後10時。

 品揃えでは、アイングループでコスメ・ドラッグのセレクトショップ「アインズ&トルペ」が持つ、ビューティケア商品の企画・開発力、販売ノウハウを取り入れて一般化粧品を拡充した。従来、扱っていなかったフレグランスやスキンケア、フットケア、ダイエット商品など約1700品目を新たに導入。売り場づくりや店内装飾も、ショップイメージの緑で統一し、これまでGMS業態では手薄だった20~30代の女性層を中心に集客拡大を図る。

 また、POP表示も従来のデザインでなく、「アインズ&トルペ」の販売ノウハウを基に作成。店舗スタッフは専用のユニフォームを着用し、接客応対に当たる。医薬品販売については、薬剤師7人、登録販売者1人を配置して、服用に関する相談を通じて医薬品販売機会の拡大につなげる。さらに、福祉用具専門相談員3人も配置するなど、介護用品コーナーも充実させた。

 商品開発面については、セブン&アイグループのPB商品「セブンプレミアム」の開発手法をベースに、「国内最多といえる2300人の薬剤師を擁するアインの専門性を活用して、安全・安心かつリーズナブルな医薬品PBの開発に着手する」(水島利英セブンヘルスケア社長)としている。

 今後は、今年度中に首都圏のイトーヨーカドー数店舗に「セブン美のガーデン」を出店し、次年度からはイトーヨーカドー全店舗(7月末現在で179店舗)内の医薬品・化粧品・介護用品事業と、アインの郊外型ドラッグストア「アインズ」約20店舗の事業を、順次セブンヘルスケアに移管して、業容の拡大を図っていく考え。

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医薬品などヘルスケア商材と共に、カウンセリング化粧品などビューティ関連の品揃えも充実させた

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