TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【武田薬品】リンパ腫治療薬「SGN‐35」の共同事業化で米バイオ企業と契約

2009年12月17日 (木)

 武田薬品の子会社「ミレニアム・ファーマシューティカルズ」は、米バイオ企業「シアトル・ジェネティクス」とリンパ腫治療薬「SGN‐35」(一般名ブレンタキシマブ・ベドチン)に関する全世界での共同事業化契約を締結した。武田グループは、シアトル社から「SGN‐35」の北米を除く全世界の独占販売権を取得し、再発・難治性ホジキンリンパ腫治療薬として、2011年にも欧州で承認取得を目指す。契約金額は、一時金とマイルストンを含め、総額2億9000万ドル以上となる。

 契約により、武田はシアトル社に対し、契約一時金として6000万ドル、開発・販売の段階に応じたマイルストンとして最大2億3000万ドル以上を支払う。また、上市後は、販売権を保有する地域での販売額に応じた約20%のロイヤルティを支払う。さらに、「SGN‐35」の国内開発費用の全額と、海外開発費用の50%として3年間で約7500億ドルを負担する。

 「SGN‐35」は、CD30抗原に結合する抗体に低分子化合物を融合させ、細胞内で薬剤が放出するよう設計した世界初のCD30標的抗体‐薬剤複合体(ADC)。既にシアトル社は、再発・難治性ホジキンリンパ腫患者100人を対象に、欧米で第Ⅱ相試験を実施中で、11年中にもシアトル社が米FDAに、武田が欧州EMEAに承認申請を行う見通し。

 武田は今年3月に、シアトル社が保有するADC技術について、固形癌に発現する1抗原の独占的使用権、他の2抗原に関するオプション権を取得している。「SGN‐35」の国内開発については検討中。

関連リンク


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術