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【サノフィ・アベンティス・ショカ社長】成長ドライバーに「癌領域」‐糖尿病と2領域で活動強化

2010年04月13日 (火)
ショカ社長

ショカ社長

 サノフィ・アベンティスのパトリック・ショカ社長は12日、都内で開いた記者会見で、「オンコロジー」と「糖尿病」の2領域でビジネスユニットを新設したことを明らかにした。特にオンコロジー領域に関しては、2015年までに日本での重要な成長ドライバーと位置づける方針を打ち出し、10年に発売予定の尿酸分解酵素製剤「ラスリテック」の上市を契機に、癌領域の事業活動を強化する考えを示した。

 同社の09年度成長率は、12・3%と二桁成長を維持。目標に掲げる売上高倍増計画「ダブル・ザ・サイズ」を達成した。ショカ氏は「今年も市場成長率を上回る見込みで、国内10位の売上高ランキングでさらに上位を狙える位置にいる」と4年連続の二桁成長達成に自信を示した。

 今後、5年以内に国内トップ5入りを目指しているが、新たに「オンコロジー」「糖尿病」の2領域でビジネスユニットを設立し、事業活動を強化する方針を打ち出した。これまで、抗血小板剤「プラビックス」を成長ドライバーに、業績を牽引してきた血栓・循環器領域に加え、新たにオンコロジー領域を日本での重要な成長ドライバーと位置づけていく。

 既にオンコロジー領域は、抗癌剤「タキソテール」が堅調な伸びを見せているが、10年に予定する尿酸分解酵素製剤「ラスリテック」の上市を契機に、オンコロジー領域の活動を強化する。今後、国内第I相試験中のVEGFトラップ「アフリバセプト」に加え、タキソイド系抗癌剤「カバジタキセル」、PARP阻害剤「BSI‐201」の国内第I相試験を開始する予定で、開発パイプラインの充実も図る。

 一方、糖尿病ビジネスユニットでは、経口SU薬「アマリール」、持効型インスリン製剤「ランタス」、超速効型インスリン製剤「アピドラ」の既存製品の最大化を進めると共に、韓国・中国などアジアとの連携を強化し、新たなエビデンス構築に向けた体制を強化する方針だ。



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