日本薬剤師会は、2009年度の医薬品試験検査(計画的試験検査)結果をまとめた。それによると、計画的試験検査は、34都道府県で総計6875件が実施された。
試験項目としては、例年同様に、溶出試験が最も多く、2109件と全体の30・7%を占めた。次いで定量試験が1964件(28・6%)、崩壊試験が713件(10・4%)、製剤の性状504件(7・3%)、細菌試験437件(6・4%)、pH試験383件(5・6%)、確認試験322件(4・7%)、質量偏差試験61件(0・9%)などとなっている。
試験検査品目数は5190品目で、全体の判定結果では、「適」が3426品目(66・0%)、「不適」が14品目(0・3%)などとなっている。
個別に見ると、医療用は「適」が2408品目(71・5%)で、「不適」は3品目(0・1%)に過ぎなかった。
一方、一般用医薬品は、「適」が189品目(46・6%)で、「不適」はなく、「判定不能」が141品目(34・7%)あった。
日本薬局方医薬品は、「適」が722品目(64・1%)、「不適」が4品目(0・4%)、「判定不可能」が201品目(17・8%)あった。