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17日付薬価収載受け、各社が新発売

2010年9月22日 (水)

CTLA4‐Ig製剤「オレンシア点滴静注」‐ブリストル・マイヤーズ

 ブリストル・マイヤーズは、関節リウマチ(RA)治療薬「オレンシア点滴静注用250mg」(一般名:アバタセプト)を新発売した。

 オレンシアは、米ブリストル・マイヤーズ・スクイブが開発したT細胞補助シグナル分子「CTLA4」とヒトIgG1‐Fc領域の融合蛋白。既存治療で効果不十分なRAを適応に投与される。既存のRA治療薬が炎症性サイトカインを標的としていたのに対し、オレンシアはRAの病態の上流に作用し、炎症性サイトカインを産生させないようT細胞の働きを調節する。

 用法・用量は、60kg未満にアバタセプト1回500mg、60kg以上100kg以下に1回750mg、100kgを超える場合に1回1gを点滴静注する。初回投与後、2週、4週に投与し、以後4週間の間隔で1回投与する。

 薬価は、5万3467円。

骨粗鬆症治療薬「フォルテオ皮下注」‐日本イーライリリー

 日本イーライリリーは10月1日付で、骨粗鬆症治療薬「フォルテオ皮下注キット600μg」(一般名:テリパラチド)を新発売する。

 フォルテオは、国内初の骨形成促進作用を持つ遺伝子組み換え型の副甲状腺ホルモン製剤。「骨折の危険性が高い骨粗鬆症」の適応症で販売される。従来の骨吸収抑制剤とは異なり、新しい骨の形成を促進し、骨微細構造を再構築する。これにより、骨強度を高め、新たな骨折リスクを軽減する。

 用法・用量は、1日1回テリパラチドとして、20μgを皮下に注射する。

 薬価は、600μg1キット5万1871円。

経口エンドセリン受容体拮抗薬「ヴォリブリス錠」‐GSK

 グラクソ・スミスクラインは、肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬「ヴォリブリス錠2・5mg」(一般名:アンブリセンタン)を新発売した。

 ヴォリブリスは、プロピオン酸系のエンドセリンA受容体拮抗薬。1日1回の投与で、PAHの重要なメディエーター「エンドセリン‐1」による血管収縮や細胞増殖作用を抑制し、症状を改善させるのが特徴で、肝機能障害のリスクや併用薬との薬物相互作用も少ない。既に海外では、世界40カ国で承認されている。

 GSKは、プロスタグランジンI2製剤「静注用フローラン」を発売しているが、ヴォリブリスを追加することで、PAHの重症度に合わせた治療薬を提供できるようになった。

 用法・用量は、アンブリセンタンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、1日10mgを超えない範囲で適宜減量する。

 薬価は、2・5mg1錠4910円。

ARB+CCB配合薬「ミカムロ配合錠」‐日本BI/アステラス製薬

 日本ベーリンガーインゲルハイム(BI)とアステラス製薬は、高血圧症治療配合錠「ミカムロ配合錠AP」を新発売した。今後、日本BIが製造、アステラスが販売、アステラスと日本BIが共同販促を行う。

 ミカムロは、持続性アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)「ミカルディス」(一般名:テルミサルタン)と持続性カルシウム拮抗薬(CCB)「アムロジピンベシル酸塩」を配合した高血圧治療薬。1錠中にテルミサルタン40mgとアムロジピン5mgを含有し、1日1回1錠を経口投与する。なお、高血圧治療の第一選択薬として用いない。

 薬価は、1錠が143・80円。

癌疼痛治療剤「トラマールカプセル」‐日本新薬

 日本新薬は、癌疼痛治療剤「トラマールカプセル25mg、同50mg」(一般名:トラマドール塩酸塩)を新発売した。非オピオイド鎮痛薬で治療困難な、軽度から中等度の癌疼痛を改善する。

 国内では通常、軽度の癌疼痛には非オピオイド鎮痛薬を用い、さらに痛みが強くなればモルヒネなど麻薬性のオピオイド鎮痛薬が追加で用いられる。非麻薬性のオピオイド鎮痛薬という特徴を持つ同剤は、非オピオイド鎮痛薬と麻薬性のオピオイド鎮痛薬との間をつなぐ、新たな癌疼痛治療剤の選択肢の一つ。

 トラマールカプセルは、オピオイド受容体作動作用、ノルアドレナリン再取り込み阻害作用、セロトニン再取り込み阻害作用という“トリプルアクション”によって、鎮痛効果を示す。モルヒネに比べ便秘などの副作用は少ないほか、麻薬製剤特有の管理は不要。1日4回服用する。世界では既に100カ国以上で販売されている。同成分の注射薬は2003年に国内発売済み。

 同剤の適応を、今回の癌性疼痛から慢性非癌性疼痛へと拡大すべく同社は、国内で臨床開発を進めている。今年6月に第II相臨床試験を終了。今年度中に第III相臨床試験を開始する予定だ。

 このほか、1日1回投与で済む同成分の経口持続性鎮痛剤「NS‐24」の第I相臨床試験を、10年度中に開始する計画。

 薬価は、25mg1カプセル37・70円、50mg1カプセル65・90円。

抗てんかん剤「イーケプラ錠」‐大塚製薬/UCBジャパン

 大塚製薬とUCBジャパンは、抗てんかん剤「イーケプラ錠250mg、同500mg」(一般名:レベチラセタム)を新発売した。今後、大塚が販売、UCBジャパンと大塚が情報提供活動を行う。

 イーケプラは、UCBが創製した新規抗てんかん剤。UCBジャパンが7月に、他の抗てんかん剤で効果不十分なてんかん患者に対し、二次性全般化発作も含む部分発作の適応で国内承認を取得。他のてんかん剤との併用療法で使用が認められた。脳のシナプス小胞蛋白質2A(SV2A)に結合し、てんかんによる発作を抑制する。

 用法・用量は、レベチラセタムとして1日1000mgを1日2回に分けて経口投与する。症状により1日3000mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は2週間以上の間隔を空けて、1日用量として1000mg以下ずつ行う。

 薬価は、250mg1錠が141・40円、500mg1錠が230・80円。

mTOR阻害剤「トーリセル点滴静注」‐ファイザー

 ファイザーは、抗癌剤「トーリセル点滴静注液25mg」(一般名:テムシロシムス)を新発売した。

 トーリセルは、根治切除不能・転移性の腎細胞癌を適応としたmTOR阻害剤。細胞の生存・成長・増殖を調節するセリン・スレオニンキナーゼ「mTOR」の活性を阻害し、細胞周期の進行や血管新生を抑制することで、癌細胞の増殖を抑制する。

 用法・用量は、テムシロリムスとして25mgを1週間に1回、30~60分間かけて点滴静脈内投与する。

 薬価は、25mg1mL1瓶13万2915円。

パクリタキセル注射剤「アブラキサン点滴静注用」‐大鵬薬品

 大鵬薬品は、抗癌剤「アブラキサン点滴静注用100mg」(一般名:パクリタキセル注射剤〈アルブミン懸濁型〉)を24日に新発売する。

 アブラキサンは、米バイオ企業「アブラキシス・バイオサイエンス」が開発した新規パクリタキセル製剤。今回、乳癌の適応で発売される。アルブミンとパクリタキセルを結合させたナノ粒子製剤とすることで、過敏症を防ぐためのステロイド剤などの前投薬の手間が省けるようになった。また、添加剤にヒト血清アルブミンを用い、タキソールの禁忌例にも使用できるようになったほか、薬剤の点滴時間が30分に短縮されることで、患者負担の軽減を図った。

 用法・用量は、1日1回260mg/m2を30分かけて点滴静注し、少なくとも20日休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。

 薬価は、100mg1瓶が5万6982円。




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