TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【予防接種部会】Hib、肺炎球菌、HPVの定期接種で緊急意見

2010年10月12日 (火)

 厚生科学審議会予防接種部会は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、「予防接種法上の定期接種に位置づける方向で急ぎ検討すべき」との意見書を、細川律夫厚生労働相に提出した。

 予防接種制度をめぐっては、同部会で抜本改正に向け、年末の提言取りまとめを目指して検討を進めている。しかし、Hib、肺炎球菌、HPVの3ワクチンは、有効性・安全性が高い上に、国民の要請も強く、世界保健機関も全地域での接種を勧告しているにもかかわらず、対応が遅れているため、法的な根拠づけを前倒しすべきと判断した。

 Hib、肺炎球菌の感染は、細菌性髄膜炎による乳幼児の死亡、HPV感染は子宮頸癌による女性の死亡の原因となっている。特にHibと肺炎球菌に感染すると、重度の後遺症が発生する可能性が高く、さらに、両細菌では抗菌薬耐性獲得の頻度が高まっており、治療に難渋する傾向が強まると予想されているという。

 現在、3ワクチンの接種を、定期プログラムとして実施していないのは、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアなど先進7カ国で日本のみ。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術