厚生労働省が20日に発表した衛生行政報告例結果で、2009年度末現在の薬局数が5万3642カ所であることが分かった。前年度を338カ所上回った[表(PDF)]
都道府県別に薬局数の変動を見ると、最も増えたのが東京の90カ所で、逆に最も減ったのは福岡の38カ所だった。
人口10万対薬局数は42・1で、前年度から0・4ポイント上昇した。最も多いのは佐賀の61・2で、以下は広島56・2、山口54・9、福岡53・4、高知51・6と続く。最も少ないのは福井の30・2で、次いで富山33・3、京都34・0、埼玉34・4、愛媛35・2となっている。
このほか、特定疾患医療受給者の動向も公表。受給者証所持者数は3万1707人増えて67万9311人となり、このうち女性が58・2%を占める。人口10万対数は532・8で25・6ポイント上昇した。
疾患別に見ると、潰瘍性大腸炎の11万3305人、パーキンソン病関連疾患の10万4393人、全身性エリテマトーデスの5万7253人、強皮症・皮膚筋炎・多発性筋炎の4万1647人、クローン病の3万0891人が多い。