厚生労働省は7日、髄膜炎や肺炎などの原因となるヘモフィルスインフルエンザ菌b型に対するワクチン(製品名:アクトヒブ)と、結核予防のBCGワクチンの同時接種者で、死亡症例が発生したことを公表した。ワクチン接種と死亡の因果関係については、現段階では評価不能で、詳細な調査を実施しているという。
死亡したのは、宮崎県都城市の生後6月未満の男児。基礎疾患としてチアノーゼ、右心室肥大等を持っていた。2月4日に接種し、2日後に亡くなった。
アクトヒブは、小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種後の死亡症例が3例発生したことを受け、厚労省が4日付で接種の一時見合わせを自治体等に指示している。