◆東日本大震災による福島第1原発事故で連日、放射性物質汚染の広がりが報じられている。このような中、寺岡精工の逆浸透膜ろ過を用いた純水造水装置(ECOA)で、汚染された放射性物質を除去できるという朗報が伝えられた。ECOAは、スーパーやドラッグストアなどに設置されている給水機で、全国で4000台程度稼働している
◆寺岡精工は、原発から約40km離れた福島県飯館村役場の協力を得て、手洗い場の水道管にECOAを接続。3月26、27の両日、公共水道水(原水)とECOAでろ過した水を採取し、化研・水戸研究所に測定依頼した
◆その結果、ECOAにより、最大値で暫定規制値の2倍の放射性ヨウ素131(600ベクレル/kg)と、暫定規制値を下回る放射性セシウム(32ベクレル/kg)を含む原水のいずれの放射性物質も除去された
◆今後は、ECOA以外にどの装置で同様の効果が期待できるのか、放射性物質除去にはどのようなろ過方法が有効的なのかなど、公式発表できる取り組みを国に期待したい。
ECOA
2011年04月06日 (水)
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