日本臨床救急医学会による第1回救急認定薬剤師認定審査が行われ、病院・診療所に勤める27人の「救急認定薬剤師」が初めて誕生した。
チーム医療が進むにつれて、救命救急センターやICU等で多職種と連携する薬剤師が多くの施設で見られるようになってきた。そこで同学会では、日本病院薬剤師会の協力を得て、救急治療における薬物療法に関する高度な知識、技術、倫理観を備えた認定薬剤師を養成し、国民へ最適な治療を提供するために、救急認定薬剤師制度を創設した。
認定要件は、▽薬剤師の実務経験5年以上かつ救急治療における薬物療法に2年以上従事▽同学会の正会員歴が2年以上▽救急治療に関する薬物療法の症例報告が25症例以上--など。
第1回目の認定は、いわゆる過渡的措置による試験が行われた。