日本薬剤師会は26日に会見し、厚生労働省が募集していた「一部負担金の支払い分に係るポイント付与を原則禁止する一部改正案」にパブリックコメントを提出したことなどを報告した。ポイント付与は健全な保険薬局運営を損なうなどとして、改正案について「賛成」と意見表明した。
日薬は、一部負担金へのポイント付与について、禁止することが必要であり、療担、薬担および療担基準の一部改正は「賛成」とした。
その理由として、[1]保険薬局における健全な健康保健事業の運営を損なう恐れがある[2]間接的もしくは結果的に一部負担金を減免する可能性が高い[3]過剰な景品提供につながるなど、保険薬局の本来業務の観点からみると不適切[4]医療保険費用の一部が公費であることを考えると、公的医療保険制度に馴染まない[5]患者が保険薬局を選ぶ際には、薬剤師が薬学的管理および服薬指導の質を高めることによりなされるべき--などを挙げている。24日付で厚労省に意見提出した。