中外製薬は1日、小坂達朗取締役専務執行役員が新社長兼COO(最高執行責任者)に昇格するトップ人事を発表した。永山治社長は、代表権のある会長兼CEO(最高経営責任者)に就任し、上野幹夫副社長は副会長となる。永山氏がCEOとして経営責任者を続投し、小坂新社長がCOOとして経営戦略の実行役を担う形になる。3月28日に開催予定の株主総会後、取締役会で正式決定する。
小坂氏は、1953年生まれの59歳。76年に中外製薬に入社後、95年4月に中外ファーマ・ヨーロッパ副社長、2002年10月に執行役員経営企画部長に就任。常務執行役員営業統轄本部副統轄本部長、常務執行役員マーケティングユニット長、取締役専務執行役員ライフサイクルマネジメント・マーケティングユニット長を経て、昨年1月から取締役専務執行役員(ポートフォリオマネジメント管掌、ライフサイクルマネジメント・マーケティング管掌、営業管掌、事業開発担当)を務めていた。