改正薬事法の“遵守率100%達成”を目指す日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、会員店舗における一層の取り組み徹底を指示すると共に、改正薬事法告知の徹底なども行い、「JACDS加盟企業については遵守率は90%でも99%でもなく、100%を目指す」(宗像守事務総長)という。
先日、厚生労働省が第2回「改正薬事法遵守状況調査」(覆面調査)の結果を発表したが、JACDSでは「改正薬事法の遵守率が、前回調査との比較や個店との比較という次元ではなく、(完全施行まで)残された4カ月で100%遵守に向けた活動を、業界一丸となって取り組む」との姿勢を打ち出している。
これに向けては、既に会員店舗に「第1類医薬品説明文書集」の配布(昨年12月)を行ったほか、今後は徹底事項マニュアルの作成と配布(2月下旬)、第1類医薬品の説明文書貼布指導(貼布は2月下旬)、徹底事項ビデオの作成と配布(3月上旬)、チェックリストによる全店チェックと徹底状況の公表(3月、4月、5月)を予定している。このほか、徹底の不完全企業への指導、その他の個別対応などを、状況に応じて随時行っていく考えだ。