東京都病院薬剤師会の輸液・栄養領域薬剤師養成特別委員会の標準テキスト「薬剤師のための輸液・栄養療法」の改訂版。
本書には、生体における電解質バランス、電解質輸液の組成と特徴、症例検討、電解質異常の鑑別と治療そして栄養管理と治療まで、薬剤師がチーム医療の中で専門性を発揮するのに必要不可欠な内容が網羅されている。さらに薬剤師が基本的素養として身に付けておかなければならない項目もたくさん盛り込まれている。
本書の主な内容
第1章 水・電解質代謝とその異常
1.体液の区分と水分バランス
2.健常な成人の水分・電解質の出納
3.水・電解質の調節と輸液療法
4.脱水症
5.電解質輸液の組成と特徴
6.Naの異常とその治療
7.Kの異常とその治療
第2章 酸塩基平衡とその異常
1.酸と塩基
2.生体の酸塩基調節
3.酸塩基平衡異常の種類と原因
4.肺と腎の代償作用
5.代償性変化の程度と限界
6.酸塩基平衡異常の鑑別
7.酸塩基平衡異常の治療
8.酸塩基平衡異常はなぜ悪いのか?
9.薬剤によるアシドーシス・アルカローシス
10.酸塩基平衡異常分析に必要な式と用語の定義
第3章 栄養管理
1.なぜ栄養管理が必要か?
2.栄養アセスメント
3.摂食・嚥下の時期的分類と薬剤が起因する栄養障害
4.栄養投与量の決定
5.栄養剤の種類
6.栄養療法合併症
[編集]東京都病院薬剤師会
[判型・頁]B5判 総96頁
[定価]2,090円(消費税込み)
ISBN:978-4-8408-1195-8 C3047
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円