◆6年制薬学教育に移行して初の薬剤師国試が終了したばかりだが、4年制博士課程応募が芳しくないようだ。中でも基礎系の方が論文作りには有利という面もあり、期待される臨床系が敬遠されているとも聞く
◆学部入学者も私立では以前から、苦戦が続いている。入試倍率が1・0に満たない、何年も定員に満たない、入学時から年次ごとに進級率が低迷し、5年間で50%を割り込むところもあるという
◆今年7月ごろをメドに、日薬を中心に“6年制薬剤師”のPR、キャンペーンが行われることになっている。文科省、厚労省の後援を得て、市民フォーラム、一般紙等の媒体を活用し、社会に向け“6年制薬剤師”、薬剤師の存在をアピールするという
◆一発花火の効用はいかなるものか分からないが、せっかくの機会。6年制を機に薬学部を敬遠する高校生や進路指導教員の心に訴える何かを望みたい。大学側にも「将来の薬剤師」を胸に学部学生に対する責任を全うし、かつ新時代を担う教育・指導者育成に向けた博士課程充実を望みたい。
「将来の薬剤師」を胸に
2012年03月14日 (水)
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