住友商事は、台湾の流通業大手の三商行股{イ+分}有限公司(本社台北市)と、台湾におけるドラッグストア事業の共同展開で合意した。両社は今後、夏頃を目処に合弁会社を設立し、台北市内にドラッグストアを出店していく計画。
台湾市場は、アジア諸国の中でも消費者の“美と健康”への意識が高く、化粧品やサプリメントなど、ドラッグストアの取り扱い商品に対する消費意欲が旺盛とされる。三商行と住友商事では合弁会社を設立し、当初はトライアルとして台北市内に3店舗を展開して、より台湾の消費者に支持される新たなドラッグストア店舗づくりに取り組む。
店舗については、住友商事グループの住商ドラッグストアーズ(東京文京区)が日本でチェーン展開している「Tomod’s(トモズ)」のブランドを導入する。さらに、両社はトモズの商品構成、店舗レイアウトおよび販促等のノウハウと、三商行が台湾全土で展開するスーパーマーケット「美廉社(Simple Mart)」で培った物流機能・商品調達力など、互いの強みを結集し、競合他社との差別化を図っていく。