ココカラファインは1日、グループ運営基盤のさらなる強化に向けた組織改革を行った。コア事業であるドラッグストア・調剤薬局を運営する販売子会社(セイジョー、セガミメディクス、ジップドラッグ、ライフォート、スズラン薬局)について、来年4月の統合を実現することが目的。この中では、「経営改革会議」を設置して、中期経営計画の「2016年3月期(15年度)に売上高5000億円、経常利益200億円」達成のための改革を推進していく。
これまでにも、グループ各社の基幹システム統一・人事制度の統一、物流最適化など、社内プロジェクトを通じて推進してきたが、新たに経営改革会議の下に「販社統合委員会」を設置し、最重要課題である販売子会社の統合実現を目指す。また、各社の事業運営の効率的サポートと、統合の実現に向けた作業を円滑に行うため「営業サポート本部」「業務本部」を新設した。
ココカラファイングループでは、「人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する」を経営理念とし、コーポレートスローガンとして『おもてなしNo.1企業になる』を掲げているが、同スローガン推進を目的として、「おもてなし推進室」を新設した。
このほか、子会社間で分散していた介護事業を、子会社ファインケアに集約した。セイジョーライフサポート部で運営していた介護事業を、1日付でファインケアに吸収分割したほか、介護事業運営子会社のリハワークスと、その子会社である元気を、ファインケアへ吸収合併した。ファインケアを介護事業の中核とし、効率的な事業運営とサービス強化につなげる。