第一三共の印子会社「ランバクシー・ラボラトリーズ」は、マラリア治療薬「シンリァム」をインドで発売した。インド企業としては初の新薬で、マラリア感染患者が多い東南アジアやアフリカ地域で販売していく計画だ。
シンリァムは、ランバクシーが開発を進めたマラリア治療薬。アルテロリンとピペラキンの二つの有効成分を配合した薬剤で、インド・タイ・バングラデシュで実施した第III相試験データをもとに、インドで承認を取得。インドの製薬企業として、初の新薬上市にこぎつけた。
今後は、東南アジア地域に加え、来年初めに第III相試験が終了予定のアフリカ地域でも、シンリァムを展開していく予定。