厚生労働省は25日、省内の複数部局にまたがる分野等について、外部の有識者が政策の効果を横断的に検証・評価すると共に、今後のあり方を議論する「提言型政策仕分け」を開始した。
冒頭、西村副大臣が挨拶し、「(省内で)初めて提言型政策仕分けを行う。今まで縦割りになっていたものを、効率的、効果的観点から実施する運びとなった」と説明し、「国民から信頼される厚労省を目指すためにも、スピード感を持って取り組んでいきたい」と抱負を語った。
初日はリーマンショック後の雇用対策を点検した。今後の予定としては、6月中旬から長期療養患者に対する支援や国民健康づくり運動の推進をテーマに取り上げ、6月下旬から7月にかけて、医療と介護の連携と、製造段階から患者使用段階までの総合的な後発品使用促進策のあり方を探る。