厚生労働省の「臨床研究・治験活性化に関する検討会」のワーキンググループが5月29日、初の全体会合を開いた。今年度から始まった「臨床研究・治験活性化5か年計画2012」のアクションプラン原案と、昨年度で終了した「新たな治験活性化5カ年計画」の評価に必要な資料の作成に着手した。座長に楠岡英雄国立病院機構大阪医療センター院長を選任し、8月下旬の意見集約を目指す。
アクションプランでは、計画に盛り込まれた100項目を超える課題それぞれについて、実施主体、具体的な取組み内容、スケジュールを明確にし、必要に応じて数値目標も定める。
ワーキンググループは大学病院・国立病院機構ら医療機関、製薬団体、開発業務支援機関、患者・家族会の代表など20人で構成するが、今後の作業では課題を四つの領域に分け、重複を含めて7~8人のサブグループごとに進める。