日本医療器材工業会は1日、都内で総会を開き、理事の中尾浩治氏(テルモ会長)を新会長に選出した。副会長には、川野幸博氏(川澄化学工業社長)、柴田豊氏(旭化成メディカル社長)、坂原良一氏(八光会長)が就任した。
中尾新会長は、総会後の就任会見で、「グローバルへの進出や展開も大事だが、まずは日本の医療をベースに貢献を果たしていきたい」と抱負を述べた。
医器工の今年度事業計画では、新成長戦略の工程表実現と、業界要望を反映した薬事法改正案の成立に向けた取り組みを最重要課題に位置づけた。そのほか、▽医療機器の審査迅速化▽医療機器の安全性確保▽研究開発の活性化に向けた環境整備▽国際化の推進‐‐などを重点施策とした。