日本私立薬科大学協会が2011年度の薬学生長期実務実習の実態を調べたところ、全国の学生約1万人を延べ5650病院、延べ9105薬局が受け入れていたことが分かった。病院実習では61%、薬局実習では96%の学生が調整機構経由だった。実習経費については、比較的費用の高い学生がやや増えた。
制度導入から2年目の11年度は、設置年度の関係から前年度より5大学多い55大学を調べた。
実習施設数と学生数は、病院・薬局ともに秋の第II期が最も多く、年明けの第III期が最も少なかった。
病院実習については、大学病院以外で実施した学生が7000人弱にのぼり、このうち国公立病院が2000人を超えた。一方、自大学の附属病院で実習したのは1200人程度だった。