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【新日本製薬/甲州市】レアプラント「甘草」国産化に産官がタッグ‐起源地の甲州市に里帰り

2013年02月25日 (月)
調印式の様子(左中が新日本製薬・後藤孝洋社長、右中が田辺市長)

調印式の様子(左中が新日本製薬・後藤孝洋社長、右中が田辺市長)

 新日本製薬と山梨県甲州市は、共同で薬用植物「甘草」の栽培化に取り組む。両者は「薬用植物を基軸とした商工業・農業振興及び地域文化振興のための包括的連携に関する協定書」を締結。漢方薬の約7割で使われながら、ほぼ全量を中国輸入に依存しているレアプラントの甘草の国内自給に向け、新日本製薬が増殖した甘草の苗を用いて、甲州市内の圃場で栽培していく計画だ。甲州市は、甘草栽培の起源とされる甘草屋敷300年の歴史を背景に、新たな産業の創出を目指し、甘草のブランド化に着手する。

 甘草屋敷は、江戸初期に甘草栽培を始めた旧高野家の屋敷。「甲州甘草文書」によると、高野家の先祖である庄兵衛が小石和筋東新居村(現笛吹市一宮町)の四郎右門から根を分けてもらい栽培し始めたのがきっかけという。その後、幕府上納と「小石川御薬園」で栽培するための補給源として、年貢諸役免除の薬草園が設立された。甘草屋敷に残る甘草は、庄兵衛が根分けしてから300年以上が経過し、日本で最も古い由緒をもつといわれている。


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