TOP > 無季言 ∨ 

「養生訓」は300年

2013年03月29日 (金)

◆江戸時代の儒学者・貝原益軒の代表著作の一つである「養生訓」が書かれたのが1713年というから、今年でちょうど300年となる
◆生来、身体が虚弱体質で生涯病弱であったことから、日々健康に留意し、自身も養生を心がけ実践した益軒。80歳を超えて同書を上梓したというが、土地に合った食べ物を腹八分目食べ、薄味に心がけ、食事は楽しくゆっくり噛んで食べるなど、現代の健康づくりで力説されている部分が少なくない
◆気の考え方を重視しており、自分の体は自分で養生し、適度に体を動かす。病気にならないように心がけ、心身の健康を保つ責任は自分自身にあるという思想は、まさに“セルフメディケーション”実践の指南書といっていい
◆現代が当時と違うのは、健康診断による二次予防(早期発見・早期治療)の体制が十分に確立されているということ。だが、やはり重要なのは疾病の発生を未然に防ぐ一次予防。改めて「養生訓」実践の重要性を再認識する一方で、「言うは易く行うは難し」という言葉の重みも考えさせられた。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術