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東京五輪と熱中症

2014年08月13日 (水)

◆うだるような暑さが続く中、熱中症による救急搬送が増えている。消防庁によると、6月の全国の熱中症による救急搬送人員数は4634人と、昨年比で10%増えているという。熱中症は高齢者に多いと考えられがちだが、最近では成人と搬送人数の割合がほとんど変わらないとされる
◆都会ではアスファルトの照り返しが熱中症の原因となり、ヒートアイランド現象によって夜でも熱中症の危険が潜んでいる。もはや一日中、熱から逃れられない状況になってきていると考えると、小手先の緑化対策だけではどうにも解決しないように思える
◆そんな中、2020年の東京五輪と熱中症対策が話題になっている。会期が7月15日からという真夏に開催するためだが、昨今の猛暑を考えると、スポーツ選手には自殺行為の会期と言ってもいいだろう
◆スポーツの応援だけで熱中症搬送が相次いでいるのが現状である。五輪開催で話題になるのが熱中症ばかりでは悲しい。世界の人々が猛暑の東京から足を遠ざけるようなことにならなければいいが。



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