高松宮妃癌研究基金=第45回国際シンポジウム「がん免疫療法の近年の進歩」を18~20日、東京丸の内のパレスホテル東京で開く。組織委員長の坂口志文氏(大阪大学)は「ここ10年、免疫療法の進歩は目覚ましく、ヒトへの有効性が世界的に認知され始めた今、その臨床応用を検討したい」とした。
シンポジウムは、▽腫瘍免疫微小研究▽免疫制御▽がん免疫化学療法▽免疫チェックポイント▽抗体療法▽がんワクチン▽T細胞療法――7領域について、国内外30人の研究者が新たなエビデンスをもとに、臨床応用の可能性を討議する。
具体的には、免疫反応を制御する「免疫チェックポイント阻害」研究のパイオニアであるJames.P.Allison氏や、反応抑制に特化したリンパ球「制御性T型細胞」のメカニズムを研究する西川博嘉氏(大阪大学)などが講演する。
問い合わせは先は同基金(TEL03・3441・0111)