京都府薬剤師会は11月30日、京都市内で2014年度第4回臨時総会を開き、川勝一雄会長を再任した。川勝氏は3期目(任期:15年6月1日~17年5月31日まで)となる。また、京都府学校薬剤師会との組織統合も決議した。
再任となった川勝氏は、「20数年前、病院薬剤師は病院の薬局に閉じこもったまま仕事をしていたが、診療報酬改定によって1985年から病棟に進出するようになった。現在は、保険薬局の薬剤師が当時の病院薬剤師に求められていたことを地域で展開するように期待されている」と強調。
その上で、「地域医療推進に呼応した形で、会員と共に事業を進めていきたい」と抱負を述べた。
一方、府薬と府学薬との組織統合は来年4月1日付で実施し、府学薬は府薬の学校薬剤師部会と位置づけとなる。なお、府学薬の会員240人のうち30人が病院薬剤師で、これまで開局薬剤師・病院薬剤師が共に学校保健衛生の向上等に努めてきた実績を持つ。
府薬は、京都市学校薬剤師との組織統合についても、「検討する方向で進めていきたい」としている。