ノーベルファーマ=膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET)治療薬「ザノサー点滴静注用1g」(一般名:ストレプトゾシン)を新発売した。
ザノサーは、2010年に仏ケオシトから導入した、日本初の膵・消化管NETに対する細胞障害性抗悪性腫瘍剤。切除不能・遠隔転移を有する患者の治療選択肢を広げる。国内では「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の結果から、厚生労働省の要請を受け開発に着手した。
用法・用量は、1週間ごとに1日1回投与する方法と5日間連続投与し37日間休薬する投与法を選択する。
膵・消化管NETは、年間で人口10万人に3~5人の新規患者が発生し、現在の薬剤療法対象患者数は約3600人とされている。