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服薬情報の管理も患者視点で

2015年09月09日 (水)

◆厚労省の検討会で健康づくり支援薬局(仮称)の基準づくりに向けた議論が進められているが、服薬情報の一元管理を誰が行うかについて多くの時間が割かれている
◆日医の委員が、主治医機能を評価する観点から新設された「地域包括診療科」などを例に挙げ、「薬剤の管理はあくまで処方権がある医師の役割で、薬剤師の役割は服薬指導と薬剤の管理を行うこと」と主張し、譲らないためだ
◆この問題に関して医療従事者以外の委員から、医師と薬剤師が連携して服薬情報を管理するよう求める声が上がっている。日医は、地域の薬局が健康相談を行うようになれば、生活習慣病の患者が診療所を訪れる頻度が減ることを恐れているのかもしれないが、果たしてどれだけの診療所が経営も成り立たなくなるほどのダメージを受けるのだろうか。健康支援薬局では、相談に訪れた人を医療機関につなぐ役割も担うことになっている
◆いずれにせよ、患者の立場からすれば、どちらがやってもいい話。今後の議論でも患者の視点を大事にしてもらいたい。



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