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【医薬・医療業界の人材サービス】アポプラスステーション(ママ薬)

2016年02月26日 (金)

女性薬剤師の可能性広げる‐「オトコ薬剤師」も開始

羽馬氏

羽馬氏

 アポプラスステーションが展開する薬剤師紹介派遣事業の特色といえば、出産や結婚などで現場から遠ざかった女性薬剤師の復職を支援する「ママ薬(やく)」だ。昨年6月には、より高度なスキルを持って医療現場で活躍できるよう「プチエリート薬剤師」の働き方提案も強化。薬剤師の働く選択肢や可能性をより広げるサービスとなった。調剤実技や無菌調剤、在宅医療など、今後薬剤師として必要になる幅広い知識・技能を習得できる研修を最大無料で提供。利用者には「ブランクで働くことに不安があったが、自信を持って復職することができた」と評判だ。4月には、男性薬剤師に特化したキャリア支援ブランド「オトコ薬剤師」をスタートさせる予定で、女性のみならず、男性薬剤師の可能性を引き出すための新しいサポートも強化している。

 女性薬剤師が薬局で長期就業を実現するためには、ワークライフバランスを考慮した働き方が課題だ。特に中小薬局では産休や育休を取得しようとしても、薬剤師の人手不足などもあり、家庭と仕事の両立を諦め、退職するケースも多い。

 こうした女性薬剤師の働き方を改善すべく、同社が2010年に立ち上げたのが「ママ薬(やく)」というプロジェクトだ。もう一度働くことを望む女性薬剤師の現場復帰を後押しする取り組みだ。

 薬剤師には、キャリアの空白からスキルの面で復職に対する不安も強い。同社ではそんな悩みと向き合い、復職に向けた準備として調剤実技研修を提供。アポプラスに登録した薬剤師に対して、保険薬局の薬剤師業務、患者とのコミュニケーション、模擬薬局での調剤・服薬指導のロールプレイ研修等の費用(通常4~5万円)を最大無料で提供する。その後は、希望に即した就業先の求人をオーダーメイドで紹介し、自分一人では難しい就業先との就業条件の交渉など就業までサポート。ママ薬(やく)立ち上げ以降、のべ700人以上の復職支援を手がけてきた実績を持つ。

 昨年からは薬剤師の取り巻く環境変化を背景に、ママ薬(やく)を方向転換し、「プチエリート薬剤師」を立ち上げた。ウェブ企画グループ「ママ薬(やく)」ブランドマネージャーの羽馬由衣氏は、「もともと『ママ薬(やく)』は、短時間パート勤務からの復職を支援するものだったが、『プチエリート薬剤師』として、より高いステージで活躍したい、キャリアプランをしっかり組み立てたい、と考える女性薬剤師の可能性を広げる働き方を提案したい」と話す。

 最新の薬学知識や地域包括ケアにおける在宅医療に対応し、研修体制を充実させているのが特徴。無菌調剤、フィジカルアセスメントに関する研修も行っており、薬剤師認定制度認証機構が発行する「単位認定シール」の取得も可能。未経験から専門性を追求したい薬剤師まで多彩なメニューとなっている。

 また、「かかりつけ薬剤師」「健康サポート薬局」機能が示される中、法人(薬局)へのサポートとして、薬剤師が患者からの健康相談に対応できるよう、管理栄養士による栄養相談研修や、在宅医療に着手したい法人(薬局)への在宅医療研修も今春から独自で用意し、時代に即した研修体制を強化した。

 薬剤師教育に強いクオールアカデミーと、CSO事業を中心にMR育成で実績があるアポプラスのノウハウを融合した質の高い教育プログラムで他社と差別化している。さらに4月には、男性薬剤師のキャリアを支援する新たなブランドとして「オトコ薬剤師」をスタートさせる。将来もっと上のレベルを目指す男性薬剤師に特化したキャリア形成・転職サポート支援で、新機軸となるサービスに育てる。働く側の多様なニーズを取り入れたきめ細かなサポートを武器に、アポプラスとしての特色を打ち出していく方針だ。

アポプラスステーション(ママ薬)
http://www.mamayaku.com/



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