◆「MR数は現状から2~3割は削減できるのではないか」。国内中堅製薬会社の社長に日本全体のMRの適正人員数について聞いたところ、そんな回答が返ってきた。医療従事者などに聞いた話を合わせても、MRが多すぎるという印象は関係者に共通しているようだ
◆多いのなら削減すればいいが、「一時的に営業力で他社に負ける可能性がある」とその社長。「率先して自分の会社から減らしにくい」のだという
◆MR認定センターの「MR白書」によると、2005年度に約5万5700人だった国内MR数はほぼ右肩上がりで増え、13年度には約6万5800人に達した。14年度は1100人減となったが、過去に比べるとMR数はまだ多いのかもしれない
◆もっともMR数は5万人台だった時代からずっと「多すぎる」と指摘されていた。指摘の根幹には、MRは人件費に見合った仕事をしているのか、との疑念があるように思える。それが払拭されない限り、MRが何人になろうとも、多すぎると非難され続けるのではないか。
MRは多すぎる?
2016年04月06日 (水)
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