厚生労働省の「がん検診受診率等に関するワーキンググループ」は8月29日、癌検診における精密検査の受診率目標を100%とすることなどとする提言をまとめた報告書案を大筋で了承した。市区町村間で比較できる癌検診の受診率の算定方法については、委員から修正を求める意見が出たことから、ワーキンググループとして意見を踏まえた修正を加えた上で、最終的に報告書を取りまとめる。
がん対策推進基本計画では、癌検診の受診率の目標値を50%以上と定めているが、精密検査の受診率に関する目標値は明記していない。
そのため、昨年12月に策定した「がん対策加速化プラン」では、検診受診率だけでなく、精密検査受診率についても目標値を設定することとしていた。
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