◆「高額薬剤が医療費を食いつぶす」などの声を背景に、薬価制度の抜本改革が進められることになった。ひっ迫する医療財政を考えるとやむを得ない部分はあるが、いくら画期的な新薬であっても非難を浴びてしまうことにやるせなさを感じる
◆こうした社会環境についてある新年互礼会のあいさつで中堅製薬会社の社長は「自分たちが何か悪いことをしているのではないかと誤解しそうになるが、人の役に立とうと真摯に取り組んでいるのが製薬産業だ」と強調。自らの仕事に誇りを持つよう訴えかけていたのが印象的だった
◆目を転じてみれば医薬分業に対しても長年バッシングが続いている。純粋な非難だけではなく、診療報酬の奪い合いの材料として非難される側面は否めないがいずれにしてもやりきれない
◆医薬分業制度には様々なメリットがあるものの、非難を沈黙させるほどの強力な反論材料は十分に揃っていないように思える。多くの薬局薬剤師が誇りを持って働けるように、医薬分業のメリットを明示したデータの構築が望まれる。
誇りを持って働けるように
2017年01月23日 (月)
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