地域別で富山県が初の1位
厚生労働省は、2015年の薬事工業生産動態統計年報を公表した。15年の1年間に国内で生産した医薬品最終製品の金額は6兆8204億円となり、前年に比べて2307億円（3.5％）増え、伸び幅は過去10年間で最大となった。また、医薬品の地域別生産金額では、富山県が前年比18.9％増の7325億円と、全国に占める割合が10.74％と1割を超え、初めてトップに立った。
医薬品の生産金額を用途別に見ると、全体の約9割を占める医療用医薬品の生産金額は、5兆9969億円で前年に比べて2.2％増加し、一般用医薬品や配置用家庭薬を含む「その他の医薬品」は8235億円と、14.2％の二桁の伸びを示した。
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