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協励会、地域に寄り添った活動

2017年6月16日 (金)

 日本薬局協励会(協励会)は今年68年目を迎る。協励の心である「自己完成、与える精神、報恩感謝の心」という三つの柱を大切にし、「最大よりも最良の薬局たらん」を基本理念に掲げて着実に歩みを進めてきた。研修やグループ会、各種セミナーの開催、さらには各合同支部大会など、様々な取り組みや活動を通じ、協励会の活性化や会員の成長などにつなげている。その中でも、注目されるのが年に1回開催される「全国大会」だろう。

 協励会の全国大会では、メインテーマに用いられる言葉が印象的だ。例えば、前回の67回大会は「知行合一」、66回大会は「継往開来」、65回大会は「隗より始めよ」、64回大会は「一意専心」といった具合になる。そして今年、68回大会(17、18日・東京ビッグサイト)はメインテーマに「和衷協同―薬局新時代に向けて」を掲げた。この和衷協同には、「心を同じくして共に力を合わせ、仕事や作業に当たる」という意味があるという。

 このメインテーマのもと、初日(17日)には混合協励会(テーマは「私のお店のかけ算レシピ(処方)~私の好きな選定品)や初の試みとなるポスター発表などを予定。2日目(18日)は総会に引き続き、三つの分科会や特別講演(「夢持ち続け日々精進」:高田明氏=ジャパネットたかた創業者)などが組まれている。メインテーマに掲げたように、心を同じくして共に力を合わせていくきっかけの場となることが期待される。

 一方で、協励会やその事業部門の日邦薬品を取り巻く環境は厳しい。社会情勢の変化をはじめ、協励会会員の減少や日邦薬品の取引先の減少などが続いている。協励会の小田美良会長は、協励会や協励薬局が10年後、20年後も繁栄していくために、皆で共に考えていかなければならないとの考えだ。また、会員増加へ向け、協励薬局とはどういうものであるかなど、対外的に宣伝していく必要性も指摘している。

 薬業界においては、厚生労働省から患者のための薬局ビジョンが示され、「かかりつけ薬局・薬剤師」「健康サポート薬局」など、国民への健康サポートが求められている。こうした新しい制度下で、薬局等に対し新たな役割等が求められ始めている中、協励会・協励薬局には、制度が始まる以前から対面相談販売に徹し、地域における生活者に寄り添った仕事・業務を展開してきたという自負がある。

 健康サポート薬局などが国民に十分に認知され拡大しているかという点で見ると、その道程はまだ途上であるといえよう。地域の患者に寄り添ってきたからこそ、その信頼を獲得している協励会・協励薬局には、健康サポート薬局となって地域に貢献していくことはもちろん、その普及啓発、認知拡大という面でも大いに力を発揮し、地域住民にとって最良の薬局であり続けてもらいたい。




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