サノフィ・アベンティスは25日、血液凝固阻止剤「クレキサン皮下注キット2000IU」(一般名:エノキサパリンナトリウム)を新発売した(写真)
クレキサンは、低分子ヘパリン製剤として日本で初めて、静脈血栓塞栓症(VTE)の予防という適応を取得した。静脈・動脈血管での血栓形成を阻害することにより、急性・慢性の静脈血栓症と動脈血栓症の発症を抑制する。
クレキサンは、1987年にフランスで発売されて以来、VTE予防の世界的な標準薬として約2億人に使用されており、抗凝固薬市場の中でトップの売上高を誇る。
用法・用量は、1回2000IUを、原則として12時間ごとに1日2回連日皮下注射する。薬価は、2000低分子ヘパリン国際単位0・2mL1筒1037円(1日薬価2074円)