TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【世界の製薬企業ランキング】減収もファイザーがトップ守る”武田薬品が「100億ドルクラブ」に

2008年06月06日 (金)

関連検索: ランキング ファイザー 武田薬品 ユートブレーン

 ユートブレーンは、「世界の医薬品メーカーランキング2007年版」をまとめた。それによると、上位3社が軒並み減収となった一方で、10位までの大手各社は売上を大きく伸ばし、ランキングトップ10のうち、上位3社と他の7社で対照的な結果となった。

 売上高が100億ドル以上のメーカーは、4社増えて18社。トップの座は、1・5%減となったものの米ファイザー(444・24億ドル)が守った。次いで、仏サノフィ・アベンティス(413・18億ドル)も減収となったが、1・1%減にとどまって再び2位に上昇。英グラクソ・スミスクライン(384・14億ドル)は、売上の落ち込みが4・2%減と大きく3位となった。トップ3の顔ぶれには変化がなかった。

 国内勢では、武田薬品が初めて「100億ドルクラブ」入りを果たしたが、ランキングは、26・3%と高い伸びを見せた米ジェネンテックに抜かれて17位。アステラス製薬は20位、第一三共は22位で、共に前年と同じ順位だった。

 上位10社の売上では、トップ3が揃ってマイナスになった。ブロックバスターの一部が特許切れによって売上が激減する一方、それをカバーする次の大型製品が出てきていないことが影響したと見られる。

 それ以外の上位社は、スイス勢のロシュ(345・05億ドル)が4位、ノバルティス(326・46億ドル)が5位と、前年から順位が入れ替わった。6位には、英アストラゼネカ(287・13億ドル)がランクイン。さらに、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、メルク、ワイス、イーライリリーの米国勢も揃って売上を大きく伸ばした。

 11位以下では、11位の米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)、14位の米アボット、18位の米シェリング・プラウはいずれも二桁成長を果たした。独バイエル・シエーリングは、昨年度に買収したシエーリングの売上が含まれていなかったため、今期は37・3%の大幅な伸びで15位から12位へ上昇した。

 また、上位10社の研究開発費は、いずれも30億ドル以上と高い水準で、特に上位5社に限ってみると60億ドル以上に及んでおり、トップのファイザーは、80億ドルを投入するなど突出していた。

関連リンク

関連検索: ランキング ファイザー 武田薬品 ユートブレーン



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術