みらかホールディングスは、米カリス・ダイアグノスティックスの病理検査事業を買収すると発表した。買収総額は7億2500万ドル(約580億円)となる見込みで、年内には手続きを完了する予定。みらかHDは今回の買収で、拡大を続ける米国の病理検査市場に参入し、海外展開を加速させる方針。
みらかHDは、子会社で臨床検査薬の製造販売を手がける「富士レビオ」、受託臨床検査サービスを提供する「エスアールエル」を通じて、国内外で臨床検査事業を展開してきた。海外展開を目指す中、病理検査サービス大手で二桁成長を続けるカリスを買収し、米国の病理検査市場に参入することを決めた。
カリスは、病理検査サービスの大手。2010年度売上高は2億0700万ドル。