日本医薬品卸業連合会は、2011年十大ニュース、業界川柳ベストテンを発表した。11年を象徴する東日本大震災に関連するニュース、川柳がいずれもトップを占めたほか、過去最悪の営業利益率、新薬創出加算制度への対応など、今年話題をさらった項目が上位にランクインされた。
十大ニュース
1位:3月11日東日本大震災発生―医薬品卸社会的使命を果たす
2位:10年度の経営概況―営業利益率過去最悪の0・13%
3位:遅々として進まぬ流通改善(総価・未妥結・売差マイナス)
4位:新薬創出加算はメーカーにプラス、卸はそのしわ寄せを大きく受ける
5位:大型商品の後発医薬品が薬価収載(アリセプト、リピトール等)
6位:スマホ、i‐Pad等のタブレットPCがメーカー・卸にも浸透
7位:調剤ポイント付与の禁止
8位:計画停電の実施で卸物流に大影響
9位:公費助成の新型ワクチン増加
10位:第3回日韓医薬品流通フォーラム、ソウルで開催
川柳ベストテン
1位:災害も 卸の活躍 縁の下
2位:新薬加算 制度はわかるよ でも価格
3位:数兆円 売っても利益は 節電分
4位:忘れない 卸の使命 この地震(自信)
5位:名刺より クスリ見せ合う 同窓会
6位:売上も なでしこ活躍 MS&MR
7位:この価格 値上げでしょうか いえ加算
8位:妥結価が どじょうのように つかめない
9位:災害で 見えた卸の 大活躍
10位:改めて 思う卸の 底力