厚生労働省がまとめたインフルエンザ発生状況で、1月9~15日の今年第2週の患者数が定点当たり7・33(患者報告数3万6056)で、前週の3・76の2倍近い水準に達した。
定点報告に基づいて、全国の医療機関を1週間に受診した患者数を厚労省が推計したところ、総数は約40万人となるという。特に5~9歳が約8万人と多く、前週の約2万人から大きく増加した。
また、全都道府県で定点当たり報告数が前週を上回り、最高の岐阜が23・8で、以下は愛知22・6、三重21・9、高知19・5、福井16・4、香川15・9、愛媛15・0、岡山13・7の順で高かった。
大流行の発生や継続が疑われる「警報レベル」を超える保健所地域は18カ所、4週間以内に大流行する可能性のある「注意報レベル」は112カ所で、いずれも増加した。