民主党の厚生労働部門医療介護ワーキングチーム薬事法小委員会は1月31日、厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会がまとめた報告書を踏まえ、今通常国会への薬事法改正法案提出に向けた議論を行った。3月中旬までに報告書案をまとめる予定。会合に出席した議員からは、医療機器を医薬品から独立させた法体系にするよう求める意見が上がり、法整備を行った場合のメリットとデメリットを整理することとなった。
論点案として挙がったのは、▽添付文書に最新の状況が反映される措置の導入▽医薬品行政を監視・評価する第三者組織▽国内における未承認薬の例外的使用▽医療機器の特性を踏まえた制度のあり方▽再生医療の取り扱い――など。
会合終了後、小委の事務局長の吉田統彦議員は、今通常国会での法案提出に向け、短期的なスパンで取り組む課題として、▽医療機器の特性を踏まえた法体系▽第三者組織の創設▽添付文書の法的位置づけ――の3点を挙げた。