厚生労働省は22日、後発品519品目を薬価基準に収載した。大型先発品のニューロタン、パキシル、マイスリーにそれぞれ約30社、合計244品目が新たに参入したほか、医療安全等の観点から名称変更した代替新規の品目数も増えたため、1998年以降、最も多かった昨年11月の521品目に迫る水準となった。薬価制度改革で導入された、新規収載希望が10品目を超えた内用薬に限り先発薬価の“0・6掛け算定”とするルールには、3成分242品目が該当した。
収載の対象となったのは、今年3月1日までに薬事承認された医薬品。収載希望は569品目だったが、販売体制の整備や安定供給に不安があったことなどを理由に、46品目が希望を取り下げた。また、局方名収載等により3品目が告示不要、保険で使用できる歯科用薬剤の1品目あり、最終的に61社の99成分193規格519品目が収載された。
このうち初めて収載された新規後発品は、7成分18規格258品目だった。