◆薬学部の6年間の教育課程で、2、3年次は中だるみの時期なのかもしれない。1年次の新鮮な気持ちは次第に弱まり、CBTや実務実習、国家試験に臨む4~6年次の緊張感もない。何に向けて学習を進めるべきなのか、見失いやすくなる学年だ
◆ある薬系大学の調査でも、自身のキャリアデザインを意識している学生の割合は、3年生が最も低かった。目の前の学生生活を謳歌することに意識が向き、社会に出て働くという自身の将来像が見えにくくなるのだろう
◆打開策の一つは、2、3年次に学生が社会と接する機会を作ることだ。取材した範囲でも、2年次に保育所の児童と交流する必須科目を設けている大学や、3年次に地域住民との交流や高齢者施設の見学を行う選択科目を設置している大学がある
◆多くの薬系大学は今、実務実習後の薬学実践実習の実施体制の検討を進めている。学生の進路や伸ばしたい能力に応じて実践実習を行うことも重要だが、先行事例を参考に、2、3年次の社会との接点づくりにも目を向けてほしい。
2、3年次に社会との接点を
2026年10月14日 (水)
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