グラクソ・スミスクライン日本法人は14日、B型肝炎ウイルス(HBV)持続感染における機能的治癒を可能にする世界初の治療薬「ヒブサーゴ皮下注150mgシリンジ」(一般名:ベピロビルセンナトリウム)を新発売した。優れた効果が期待されるとして指定されていた先駆的医薬品として初の承認薬。在宅自己注射が可能。
同社によると、機能的治癒とは「全ての治療を中止した後、少なくとも24週間にわたり、HBVDNAおよびウイルス蛋白質であるB型肝炎表面抗原(HBs抗原)が血中で検出されない状態を指す。薬物療法を行わなくても患者自身の免疫システムによって疾患が制御されていることを意味する」という。治験では、機能的治癒の達成割合は19%と、プラセボ群0%と統計学的な有意差を示した。
成人には1回300mgを投与1週目および2週目は3~4日ごとに週2回、投与3週目以降は24週目まで週1回。核酸アナログと併用する。薬価は150mg1mL1筒18万3015円。
日本におけるHBV持続感染の推計患者数は約100万人で、年間約4000人の死亡に関連しているという。同剤はHBV持続感染における機能的治癒を可能にする初の薬剤で、投与によって生涯にわたる薬物治療を終了できる可能性をもたらす。
同剤は、HBVの複製や蛋白質合成に関与するRNAを標的に、ウイルス複製などを阻害するよう設計されたアンチセンスオリゴヌクレオチド。




















