パナソニックは10月14日、欧州を代表するアレルギー・臨床免疫学の専門家であるロレンツォ・チェッキ氏との共同研究によって、欧州で主要とされる花粉アレルゲン6種に対し、ナノイー(帯電微粒子水)技術による抑制効果を実証したと発表した。さらに、ナノイー技術を照射した花粉アレルゲンを用いたIgE抗体反応検査で、アレルギー反応の抑制を確認した。
近年、欧州では花粉アレルギーが社会課題となっており、欧州環境庁(EEA)は、欧州人の約30%が花粉アレルギーの影響を受けていると報告している。
今回、同社はチェッキ氏の知見をもとに、欧州の花粉症患者の多くがアレルギーを有する主要な花粉アレルゲン12種を整理・選定した。そのうち、これまで検証していなかった6種(ナガハグサ、カベイラクサ、西洋ハシバミ、モミジバスズカケノキ、ホソムギ、イトスギ)を新たに評価した結果、全てでナノイー技術による抑制効果を確認した。これによって、過去の検証結果と合わせて、選定した全12種の花粉アレルゲンにおいて抑制効果が確認された。
さらに、この12種の中から、飛散期間が長いアレルギー性花粉の代表的な種類4種(カベイラクサ、オオアワガエリ、シラカンバ、ヨモギ)を対象に、ナノイー技術を照射した後、イムノブロット法によってIgE抗体反応を評価すると、反応の減少が確認された。
なお同社は、今回の検証は一定の試験条件で試験機を用いて行った結果であり、実使用空間での効果を保証するものではないとすると共に、同検証は症状の原因となる花粉アレルゲンに対する効果を検証したもので、花粉症やその他のアレルギー症状に対する効果を示すものではないとしている。
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