
Aquilion Rise
キヤノンは10月16日、香港デザインセンターが主催する「DFAアジアデザイン賞2026(DFA Design for Asia Awards 2026)」で、同社の全身用X線CT診断装置「Aquilion Rise」が最高位の大賞(Grand Award)、ミラーレスカメラ用RFレンズ「F1.4 L VCMシリーズ」が金賞(Gold Award)を受賞したと発表した。
大賞を受賞した「Aquilion Rise」は、慶應義塾大学との産学連携によって共同開発された、臥位・立位・座位の3体位で撮影可能なマルチポジションCT。立位や座位での撮影にも対応することで、従来の臥位撮影だけでは捉えにくかった病変を発見できる可能性がある。
また、架台(ガントリ)を片側から支える構造により、装置周辺に広々とした空間を確保し、患者や医療従事者にとってアクセスしやすく開放的な検査環境を提供している。
さらに、曲面を基調としたやさしいフォルムとコンパクトなデザインによって、装置の圧迫感を軽減し、検査室全体の視認性と快適性が向上している。加えて、ボア開放部に配置した照明が開口内を明るく照らすことで、患者の不安や緊張の緩和にも配慮している。
同製品のデザインは高く評価されており、国内の「第56回機械工業デザイン賞IDEA(日本デザイン振興会賞)」、「2025年度グッドデザイン賞(グッドデザイン・ベスト100)」に加え、国際的に権威のあるドイツの「iFデザインアワード2026(金賞)」を受賞している。
金賞を受賞した「F1.4 L VCMシリーズ」は、静止画と動画の双方で高品位な描写表現を追求する写真家・映像クリエイター向けの大口径単焦点レンズシリーズ。
なお、「DFAアジアデザイン賞」は、2003年に創設され、優れたデザインとアジア独自の視点を取り入れたユーザー中心のデザインプロジェクトを表彰し、アジア地域の人々の生活の質の向上を目指すもの。香港デザインセンターが主催する七つの表彰制度の一つで、デザインに関わる個人と企業の成果を国際的に紹介するためのプラットフォームとなっている。
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