富士フイルムホールディングスは11月1日付で、AI・IT技術を各事業の製品・サービスの競争力強化と新たな価値創出につなげ、事業成長を加速するため、全社横断のAI・IT技術開発組織「Future Design & Engineering Center」(FDE-C)を新設した。FDE-CはCDO(桝本潤氏)が直接管掌し、全社横断でAI・IT技術の事業活用を推進する体制を強化していく。
FDE-Cの役割は、課題の発見から技術の実装までを担う「Forward Deployed Engineer」の考え方を、多様な事業を持つ同社の特性に合わせて発展させ、事業横断で技術・知見を展開する技術開発体制を構築していく。
具体的には、
▽事業現場での本質的な課題発見・構想
[AI・ITの専門人材が事業現場に深く入り込み、顕在化していないニーズや本質的な事業課題を掘り下げ、AI・ITの専門的な視点から、事業の変革や新たな製品・サービスを構想する]
▽技術開発・実装による事業成果の創出
[事業部門や社内の研究・開発組織と一体となり、構想したAI・IT技術を自ら開発すると共に、製品・サービスへの実装から事業成果の創出までを一貫して推進する]
▽技術・知見の事業横断での展開
[各事業で培った技術・知見、開発資産を蓄積・体系化し、他事業へ横断展開することで、グループ全体の競争力をさらに高め、持続的な成長につなげていく]
――に取り組んでいく。
同社はこれまで、AI・ITの専門人材が、各事業部によって抽出された課題に対して技術開発を進めてきた。今後は、AI・ITの専門人材がFDE-Cに所属しながら事業現場に深く入り込むことで、より本質的な事業課題を発掘し、最先端のAI・IT技術の実装による解決を図っていく。事業部門との連携を一層強化し、事業成果の創出に貢献すると共に、各事業の競争力の源泉となる中核技術の見極め・開発を推進していく。
そして、各事業で培った技術・知見、開発資産を蓄積・体系化して他事業へも展開し、個々の事業で生まれた成果をグループ全体の競争力のさらなる向上につなげていく。さらに、現場での実践を通じて、AI・ITの専門性と事業への深い理解を兼ね備えた人材を育成し、事業部門とFDE-Cが一体となって継続的な変革を生み出す組織基盤を強化する。
同社は、FDE-Cを通じAI・IT技術をスピーディーに事業成果につなげ、各事業の競争力をさらに高めることで、グループ全体の持続的な成長を目指していく。
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