PHCホールディングス傘下で糖尿病マネジメント事業を展開するスイスのAscensia Diabetes Care Holdings AG(アセンシア)は10月9日、ヘルステクノロジー分野のスタートアップ企業Sava Technologies(Sava社)と戦略的な業務提携を行うと発表した。今回の提携は、Sava社が開発する革新的なウェアラブル型マイクロセンサーの上市および将来の販売活動を支援することを目的とし、初期には欧州における独占販売契約と、ファイナンス契約が含まれている。
今回の契約に基づき、アセンシアは、Sava社が開発を進めるマイクロセンサー技術に関して独占販売パートナーとなる。同技術は、皮下でグルコースをはじめとする主要なバイオマーカーや分子を継続的にモニタリングできるよう設計されている。
既存のCGM(持続血糖測定器)と比較して、侵襲性を抑えた血糖測定を実現すると共に、利用者にさらなる有益な情報を提供することが見込まれる。
Sava社はこのCGM技術について、今年中にピボタル試験(検証的試験)を予定しており、指先穿刺による血糖確認を必要としないマイクロセンサーとして、今後18~24カ月以内のCEマーキングの取得と上市を目指している。これにより、日常的な血糖自己測定による数値確認を行うことなく、インスリン投与が可能となる。
また両社は、CGM技術を、アセンシアの主力製品である血糖測定器同様に、小売チャネルや既存の保険償還制度を通じて提供する計画にしている。承認取得後、アセンシアは、両社が本社を置く欧州で、同製品の販売を開始する予定となっている。
アセンシアはSava社へのシリーズBの資金調達を主導し、同社に対して戦略的出資を行った。Sava社のマイクロセンサー技術は、将来的にグルコース測定だけでなく、健康状態や疾患をモニタリングする新たな方法を切り拓くことも期待されている。
精緻な技術を活用して、より個別化されたヘルスケアを実現するという方向性は、PHCグループのビジョンとも合致している。
「医療機器・化粧品」の記事に関するご意見・お問合せは下記へ。
担当者:河辺
E-mail:kawabe_s@yakuji.co.jp
TEL:03-3866-8499






















