国内外の獣医療における獣医師と薬剤師の連携を分析した昭和薬科大学臨床薬学教育研究センター実践薬学部門の神林弾講師らの研究で、薬剤師に期待する役割をめぐり獣医師と薬剤師の間に認識の隔たりがあり、相互理解の不足が世界共通の課題となっていることが分かった。一方、薬剤師の役割として最も多く報告されたのは「ペット(動物患者)に対する院内製剤の調製および調剤」で、全体の62.5%を占めた。
研究成果は7月31日付で国際学術誌「PLOS ONE」に掲載された。神林氏は「動物生理学に関する薬剤師の知識不足への懸念が獣医師との連携を進める上で障壁となっている。薬剤師向け獣医教育の充実が職種間のギャップ解消につながる」とした上で、「互いの職種や仕事内容を理解し、信頼関係を構築していくことが重要」と訴える。
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