ライオンは、殺虫剤「バルサン」シリーズの新製品として、爽やかな香りで使用後の嫌なニオイが残らず、火災警報器に反応しない、霧で出るタイプの「香るバルサン」(第2類医薬品)を、2月26日に新発売した。
同社の調査で、くん煙タイプの殺虫剤使用経験者では、火災警報器への対処に非常に手間がかかると感じており、使用を中止した人の理由としては、多くが「準備・片づけが面倒」「火災警報器が鳴る」ことを挙げていた。一方で、ユーザーの5割以上が使用後の部屋のニオイに不満を持っていることも示された。
同社のくん煙タイプ殺虫剤「バルサン」は、水タイプ(水を入れるだけ)、霧タイプ(ボタンを押すだけ)など、使いやすさが多くのユーザーの支持を得ているが、こうしたニーズを踏まえて新製品「香るバルサン」を開発、投入した。
ボタンを押すだけで簡単に始動し、ミクロの霧が部屋の隅々まで広がり、隠れているゴキブリ・ダニ・ノミなどに優れた駆除効果を発揮する。くん煙剤を使用した後に嫌なニオイが残らず、使用後の入室時にほのかに香る(フレッシュローズとクリアシトラスの2タイプ)。換気後には香りがほとんど気にならない。
また、火災警報器の“煙を感知するタイプ”は、煙などが機器内に侵入した時に光を遮断する割合で警報を発するが、同品は霧状で煙も熱も出さないので、煙感知型、熱感知型のどちらにも反応しないのが特徴。有効成分は、メトキサジアゾン、ペルメトリン。
いずれの香りも、税別希望小売価格は6~10畳用が730円、12~20畳用が1150円。